屋久島農園再生プロジェクト

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第33話 2012年4月 激論!父vs子
第33話 2012年4月 激論!父vs子


第32話 2012年4月 太陽の恵みを取り込めのハイライト】
太陽の光を木に当てるために環境整備を行った父子。
屋久島における耕作放棄地問題の大きさも確認し、取り組んでいる問題の大きさに直面するのであった。
農園再生体験のモニターをまた迎える父子であったが、その時、ついに父子が激突する!


―――2012年 4月―――
息子:ハルオjr:「連れてきたよ!下ン牧さんのお知り合いの方!」


父:ハルオ:「いらっしゃい。今日は宜しくお願います。いつも下ン牧さんにはいろいろとお世話になりっぱなしなんですよ。」


練馬:「はじめまして。練馬といいます。よろしくお願いします。」


解説:解説するまでもありませんが、練馬にお住まいなので練馬さんです。
もともとが練馬の農家なのだそうです。(現在は違います。)



子:「今日は何をしてもらう?」


父:「この前切った防風林の枝を燃やさないといけないから、それを一か所に運んでもらえますか?」


練:「わかりました。」


saiseitaiken20120314yasuo (1)


子:「すみません。なんか地味な仕事ですよね。」


練:「いや、子供の頃までうちも畑なんかがあって、こういう手伝いもしていたのでスゴく懐かしいですよ。」


子:「そうなんですか?楽しんでいただけてるのであればいんですが…。」


父:「そろそろ、昼飯にしましょう!」


saiseitaiken20120314yasuo (2)


解説:この日の作業は再生ぽんかん園で行いました。段々畑で上の方が高台になっていますので、原集落が一望できます。
この日は天気もよかったので、原集落と海を眺めながらの昼食になっています。夏場は暑すぎてこんなことはできません。



練:「眺めがよくて気持ちいいですね~。」


父:「ここは隠れた絶景スポットですからね。」


子:「ああ、そういえば下ン牧さんが、夜にご飯をかねて交流会…という飲み会しようって言ってたわ。」


父:「わかった。練馬さんと飲めるのは楽しみだな。」


解説:ハルオ家はあまりお酒の強い家系ではありません。といってお酒が嫌いでもありません。飲み会などがあるとけっこう参加しています。


―――その日の夜―――


下ン牧:「練馬さん、今日の農作業どうでした?」


練:「いや~楽しかったですよ。久しぶりにやったから懐かしかったですし。」


下:「それはよかったわね~。」


子:「楽しんでいただけたのであれば、よかったです。けっこう体力のいる仕事でしたからね~。」


父:「昔取った杵柄か、わりと作業に慣れてる感じはありましたね。」


下:「で、農園再生プロジェクトなんだけど、ハルオJr説明してあげて?」


子:「はい!プロジェクトを始めたきっかけは……。どういう考えでやっているかというと……。」
関連エントリ:第2章 「プロジェクト始動編」まとめ(第15話~第25話)


…………

子:「…ざっとこういう感じなんです。」


父:「ありがたいことに、たくさんの方に支援していただいています。」


練:「なるほど~。面白いですね!で、再生し終わったあとの農園ってどうなるんです?」


子:「基本的には持ち主に返します。」


父:「ただ、体力的にとか後継者がいないとかで続けてやってくれと言われるかもしれませんが。」


練:「その時は?」


子:「ボクらには手に余るので、就農希望者で管理したいって人を探す予定です。それをサポートして独立した農家になってもらうのが最終的な目標のひとつですから。」


練:「独立した農家っていうのはどういう人なんですか?」


子:「ボクの考えでは、農園再生というブランドを作りたいと考えています。そして、再生後も通用する流通ルートを作りたいんです。」


父:「それは独立した農家とは言えんだろう。」


子:「え?」


父:「独立したあとも、『農園再生』にのっかるってことだろうが。『農園再生』がとれて初めて一人前の農家として認められるんだ!」


練:「……。」


ハルオのこうげき


子:「は?誰に認められんの?」


父:「もちろん、地元農家にだ。」


子:「え?買うのはお客さんなんだから、お客さんの立場から考えるとそれは『普通のたんかん』になってしまうじゃん!『農園再生』で再生したたんかんだから価値があるんじゃない!」


ハルオJrのこうげき


父:「違う!『普通のたんかん』を普通に売ることができないと、再生したといえんだろうが!」


子:「新規就農者が『普通のたんかん』をどんなルート売るっていうんだよ?流通はこちらがある程度確保してますって話じゃないと、新規就農者なんてくるわけないから!」


父:「だから!その時に『農園再生』をいつまで引きずるのかって言っているんだ。」


子:「一緒の販売ルートに乗せるんだから、ずっとつけてていいんじゃない?」


父:「違う!……!!(まだ農業のことも知らん青二才が!)」


子:「だから!……!!!(この分からず屋が!!)」


…………


練:「…いつもあんな感じなんですか?」


下:「そうね。火がつくとね。」


解説:この日は「農園再生のその後」について、父子ともお客さんがいるにもかかわらずヒートアップしてしまいました。
最終的には新規就農者に対する販売のアプローチをどうするか?とう事で、結局言っていることは同じだたようです。(本人たちは気づかず…。)
練馬さんはこの父子喧嘩も含めて楽しかったと言ってくださっていたようで、胸をなでおろしました。(後日、下ン牧さんを介して聞いた話です…。)
あの時は大変失礼しました。今後はあのような席での父子喧嘩は自重します…。



お客さんの前でなんと父子喧嘩を披露してしまった父子。
父は農家側からのアプローチ、息子は販売側からのアプローチで物事を考えることが今後も父子喧嘩の火種になるのである。(日常茶飯事ではあるが。)
次は、屋久島の農家が避けて通れない作業に取り掛かる。
次回"第34話 2012年5月 いつもの作業風景"に続く。


登場人物


yoshimasa父:ハルオ


tonmo201110 (3)息子:ハルオjr


バックナンバー
第1章 「農園再生導入編」まとめ(第1話~第14話)
第2章 「プロジェクト始動編」まとめ(第15話~第25話)
第26話 2011年12月 第一号モニター
第27話 2011年12月 平地と斜面
第28話 2011年12月 息子よ、サポートメンバーは集まっているか
第29話 2012年3月 こだわりの土づくり
第30話 2012年3月 土作りの次は栄養を
第31話 2012年4月 予想外のスピード
第32話 2012年4月 太陽の恵みを取り込め
[2012/07/13 01:04 ] | 農園再生プロジェクト | コメント(0) | トラックバック(0) | page top
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