屋久島農園再生プロジェクト

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[--/--/-- --:-- ] | スポンサー広告 | page top
第18話 肝心なのは共有すること
第18話 肝心なのは共有すること


第17話 本当に得たいものは得難い存在のハイライト】
息子は一緒になって農園再生を考えてくれる人を募集するという案を考えていた。
それは、支援をもらって、たんかんを送るというイメージだった。
しかし、それだけではダメだと息子は言う。


父:ハルオ:「『たんかん』を送るだけではダメだというのはどういうことだ?」


息子:ハルオjr:「だって、別に『たんかん』を手に入れるだけだったら、支援しなくてもいいじゃん。」


父:「そりゃそうだが、自分が一緒に取り組んだ、支援した『たんかん』だったら、とらえ方とか感じ方は違ってくるんじゃないのか?」


子:「そうかもしれないけど、それだけだとそれで終わっちゃうじゃない。」


父:「支援して『たんかん』が送られてくる。シンプルでいいじゃないか。」


子:「いや。この案の最大の特徴は『広がり』にあると思っているから、そこで完結させたくないんだよ。」


父:「さらに『広がり』を持たせるってことか?」


子:「うん。『たんかん』をおいしいと感じてもらえれば、少しは『広がり』があるかもしれない。だけど、もうひと押しが欲しいと思ってさ。」


父:「どうするんだ?」


子:「情報発信。耕作放棄地だった農園が再生していく過程とか、屋久島に住んでいないと分からないような情報を発信していこうと思う。」


父:「ふむ。」


子:「やっぱり、そういった生の情報が入って来て初めて、一緒に屋久島の農園再生に取り組んでいるな、って感じることができるんじゃないかと思うんだよね。」


父:「なるほどな。それは面白いな。」


子:「でしょ?」


父:「屋久島の情報はたくさん流れているかもしれないが、それは観光とか自然、環境に特化してしまっているという状況はあるだろう。最近でこそ、インターネットのブログで生活している情報も少しずつでているみたいだが、ほとんどが移住者によるものなのが現実なんだ。屋久島で生まれ育った人のものはごく一部。だから伝統や文化、農業などの情報はほとんどない。しかし、本当はそれこそが望まれている情報なのかもしれん、とは常々思っていた。」


子:「それは思ってた。屋久島の一面しかないなって。」


父:「住民目線というか、地元民目線の本来の屋久島が見えてくれば面白いな。」


子:「うん。そういう意味で支援してくれた人は屋久島について詳しくなってもらいたい、と思ってるんだ。」


父:「普通に屋久島のことを知ろうとしてもあまり得られない情報でってことだな。」


子:「うん。それで、支援してくれた人がさ、屋久島ってこういうとこなんだよ、そういうところでちょっと変わった農家の親子がいて、私はこういう支援をしているんだよ。って周りの人に話してくれたらその中の一人くらいは興味をもってくれるかもしれないって思ってさ。」

父:「そういう意味でも、一緒になって農園再生に取り組んでいるって感じを受けてもらうってことだな。」


子:「そうそう。一緒にやってる感っていうか、一体感だね。それがあったら支援してくれた人も、もっと面白いんじゃないかって思ったんだよね。」


父:「そのための情報の共有化か。それで、その情報はどのくらいの頻度で発信するんだ?」


子:「頻繁にってなると、他の仕事もあって無理が出てくるから、メールマガジンにして隔月くらいでいいんじゃないかって思ってる。それは支援してくれた人だけに発信するんだ。それ以外にも日々の作業とか、農園再生の考え方はブログとかで定期的に発信していければいいんじゃないかって思ってる。」


父:「二段構えだな。いいんじゃないか?お前がやるんだろう?」


子:「そうだね、情報発信はやる。父さんは農園再生の中心でいてもらわないと困るし。」


父:「役割分担だな。現場は父さんが中心に。情報はお前が中心にってことで。」


子:「というか、この案だとそれしかないけどね。」


父:「ふむ。なかなか面白そうじゃないか。取り組んでもいいかもしれん。一度あの人に相談してみるか。」


子:「下ン牧(しもんまき)さん?」


父:「ああ。あの人なら(有)原の里のアドバイザーもしてくれてるし、第一線の人だからこの案が実現可能か、本当に広がりを持つことができる可能性があるかを判断してくれるはずだ。」


解説:下ン牧さんは(有)原の里のアドバイザーをしていただいている女性の方で、公私ともに父子ともども非常にお世話になっています。
この農園再生の運営部分についても、いろいろと相談にのっていただき大変お世話になっています。
ここで名前に使った「下ん牧」は屋久島原集落の地名です。はっきりとどの辺というわけではないのですが、里の中からみて西側のことを指します。特に集落の西側の境目付近はこの名前で呼ばれることが多いです。彼女は集落の西側に住んでいらっしゃるので、この名前にしてみました。



子:「そうだね。早速、相談してみよう。」


農園再生の運営について、支援をもらい『たんかん』と情報を送るという案を確認した父子。
その実現性と、『広がり』の可能性について「下ン牧さん」に相談をすることしたのだった。
次回"第19話 プロジェクトの骨子"に続く。


登場人物


yoshimasa父:ハルオ


tonmo201110 (3)息子:ハルオjr


バックナンバー
第1章 「農園再生導入編」まとめ(第1話~第14話)
第15話 農園再生の弱点
第16話 父よ、「CSA」を知っているか?
第17話 本当に得たいものは得難い存在
[2012/03/04 22:29 ] | 農園再生プロジェクト | コメント(0) | トラックバック(0) | page top
<<第19話 プロジェクトの骨子 | ホーム | タイトルなし>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://nouensaisei.blog.fc2.com/tb.php/25-57b089f0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。