屋久島農園再生プロジェクト

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第15話 農園再生の弱点
第15話 農園再生の弱点


第14話 作業効率と立地のハイライト】
第三の再生農園、再生ぽんかん園の導入作業を終えた父子。
これで、全ての園で農園再生の準備がとりあえず終わった。
しかし、息子ハルオJrには「ひっかかること」があるという。
それは、新しい取り組みへのスタートとなるのだった。


父:ハルオ:「その、ひっかかることっていうのは一体なんなんだ?」


息子:ハルオjr:「ああ、ちょっと前の話になるけどさ、農園再生自体は赤字かもしれないって話があったじゃない?」


父:「ああ。実際に収入が得られるのがいつになるか分からないからな。けど、父さんはこの農園再生は今後、必要になってくるって信じてやっている。」
参照:第8話 農と業と農業


子:「うん。それは分かるんだ。でも、うちも裕福な農家じゃないよね。規模としてはもともと大きな農家の三分の一くらいしかない小さな農家なわけだから。
農園再生だってタダじゃ出来ないでしょ?その投資を農園が再生して収入を得られるまで本当に続けられるのか?って思ったりしてるんだよね。」


父:「…。たしかに、作業量が自分たちの手に余る時に助っ人を頼んだり、自分たちでは出来ない事を専門家にお願いしたりして、頭で想定していた経費を超えてしまってるのは間違いない。…気づいていたのか?」


子:「いや、はっきりと分かっていたわけじゃないけどね。」


父:「でもな、やっぱり農園再生には意義があると信じているし、今さらやめられん。」


子:「うん。それは分かっているんだけど、このまま農園を借りている10年ってスパンで計算したら、どうしたって回収できるのは直接経費だけだと思うんだよ。
投資は農園再生を続ける限りやらなきゃいけないじゃない。でも実際に回収が始まるのが、よくて5年目からってなると、少なくとも、1~4年目の自分たちの労働賃金は全くないわけでしょ?」


父:「そうだな。耕作放棄地を再生させたとしても、普通にきちんと管理している園のように収獲が出来るかどうかもはっきりとは分からないからな。5年目以降だって最初に投資した分の直接経費分を回収して終わりになる可能性だってある。そうなると、最悪10年間まるまるタダ働きだな。そうならないように努力するしかない。」


従来の収支イメージ


子:「…そこなんだよね。そこに引っかかってたんだよ。」


父:「そうか…。回収率の低さか。」


子:「うん。農園再生の弱点。ウチだってさ、生活があるわけだし。本当に続けられるの?」


父:「そういわれると、なんとも答えにくいな。」


子:「別に責めているわけじゃないんだよ。つまり、何が言いたいのかというと、これを続けていくのは、自分たちだけの力じゃ無理なんじゃないかってこと。」


父:「無理じゃないかって言われても、どうすることも出来ないだろうが。」


子:「コミュニティ・サポーティド・アグリカルチャーって知ってる?」


父:「コミュニ…なんだって?」


子:「コミュニティ・サポーティド・アグリカルチャー。略して『CSA』。」


息子:ハルオJrが引っかかっていたのは、回収率の低さだった。
それは、農園再生に取り組み続けていくことの弱点だった。
弱点に対する術はないかと思われた時、ハルオJrが口にした
「コミュニティ・サポーティド・アグリカルチャー」とは一体?
次回"第16話 父よ、「CSA」を知っているか?"に続く。


登場人物


yoshimasa父:ハルオ


tonmo201110 (3)息子:ハルオjr


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第1章 「農園再生導入編」まとめ(第1話~第14話)
[2012/02/09 15:28 ] | 農園再生プロジェクト | コメント(0) | トラックバック(0) | page top
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